原曲 ： 「東方妖々夢」 より 「幽霊楽団」
作曲 ： ZUN （ 上海アリス幻樂団 ）
アレンジ ： 双月 朋夜 ( Presence∝fTVA )
　　

　「リリカの奏でる音は幻想の音――――。」と、原作の設定でもあるように、 今回の制作においても音の重なりを重視して完成させた一曲。

　曲の中身については、ようか氏の東方的幻想曲集収録の 「幽霊楽団」の影響が凄まじいと改めて思う。 ようか氏ほどのものではないが、自分の中ではそこそこ 幻想風な曲として完成したことに一応満足している。 そしてこの曲の背景としては、今は亡きプリズムリバー四女（レイラ）への追悼と 神の祝福を祈る宗教性が絡んでいる。 リリカにとっては唯一の妹だったレイラを失ってから時が経った今、 この曲を奏でる彼女の心情を思い描いた結果、 曲名が先行しそれに追随する形で音楽がやってきた形になった。

　余談だが、原曲における幽霊楽団は プリズムリバー姉妹のそれぞれの演奏楽器により構成されているものの、 ドラムパートの存在については面白い解釈がある。 それは、「ドラムパートでリズムをとっているのはレイラの心臓の鼓動の音」だとするものである。
何と叙情的か。