2007年夏 青春18きっぷ九州巡り 4日目 (8月15日)



4日目に乗った列車

乗り換えた駅
延岡 日豊本線 2720M
601
佐伯 712
日豊本線 1620M
713
大分 835
日豊本線 4630M
944
宇佐 1057
日豊本線
山陽本線 5544M
1130
下関 1327
山陰本線 872D
1412
小串 1453
山陰本線 970M
1538
長門市 1653
山陰本線 1576D
1712
益田 1918
山陰本線 356D
1921
浜田 2010
山陰本線 3458D
2012
出雲市 2148
佐伯6時1分発
出雲市21時48分着
16h43m  561km  33.6km/h



  4日目も朝早くからの行動開始。6時1分発の佐伯行きを各駅停車を 逃すと、次は16時43分まで各駅停車がないという驚きのダイヤ。この 宮崎県と大分県の県境、通称宗太郎越えをまたぐ鈍行は上下とも午前中 1本、午後2本ずつしかない。特急は毎時1本ずつあるのだから、北海道のようなダイヤだ。

  もちろん遅れることなく乗った。延岡は標高がそれほど高いわけではないが、寒い。午前中に大分県に行くただ1本の各駅停車だが、客は少ない。




朝早くの延岡駅 この先は大分県




南九州の国鉄型電車 日が出ていなくて寒い


山の中の重岡駅


  人気の少ない山地を越えて、大分県に入り、佐伯で乗換え。ここからは客が増える。1日目からの寝不足で大分までほとんど寝ていた。

  1日目も来た大分に着いた。ここで1時間近く時間があるので、撮影タイム。





トロッコ列車「TORO-Q」 このようにオープン 電車に見えるキハ200





夕方に折り返す717系 白いソニック 青い(?)ソニック


  よく晴れた日豊本線を北上する。単線が多く、途中駅で列車待ちをする。中山香(なかやまが)では10分ほど停車し、ソニックの追い越しとブルートレイン富士の行き違いがあった。




大分からは815系 特急富士が通過


  さて、この電車は柳ヶ浦まで行くが、二駅手前の宇佐で降りることにした。理由は、次に乗る下関行きが 宇佐発だからだ。宇佐と柳ヶ浦の間で電車が一杯になるほど乗車があるとは思えなかったが、念のため。




宇佐駅 下関まで行く415系


  関門トンネルを抜け、本州に戻ってきた。九州から乗り通す人がかなり多かった。大半が青春18きっぷでの旅行者のようだ。ここからは山陰線。ずっと日本海側をたどる。





広い下関駅 本州に戻ってきた 山陰路をたどるキハ47系


  まず下関から小串へ。今日は特急が何本も走る電化幹線を走ってきたが、ここで特急の走らない非電化路線になる。筆者はこちらの旅の方が好みだ。山に入ったと思ったら海沿いに出るなど、なかなか面白い車窓だ。




カーブは急 夏空に深緑が映える


  40分ほどで小串に着いたが、なぜほとんどの列車がこの駅で分断されるのだろうか?それほど大きな町では なかった。静かな漁村といった感じだった。次の長門市行きまで40分時間があるので、ちっくら町の見物でも。





小串駅 なぜここで折り返し? もっと先へ




駅の目の前に海 なかなかしゃれた駅舎




ここの海は本当に青い! 小串乗り換えは正解だった!?


  ここの海、なかなかいい! 能登半島の海を彷彿とさせる。

  駅に戻り、長門市行きに乗る。小串までと同じく、キハ47の2両。再び山陰路をのんびりと走る。





長門市行き各駅停車 能登半島を髣髴とさせる いつぞやの風景に似ている?


  山陰の海がこれほどまで能登半島の海と似ているとは・・・ 同じ日本海側で、人口が少ないせいだからか?

  1時間ほど窓の外を眺めて、ぼーっとして、長門市着。ここでも乗り換え。いっそう通し列車にすればいいのに。 長門市は美祢線が合流するので、ちょっと大きな駅だ。美祢線のステンレス気動車、キハ120系の姿もあり、3列車が同時に並ぶ。




乗換駅だが、人は少ない 3列車が同時に並ぶ


  ずっとずっと山陰路。ちょっと山の中に入ったり、海沿いを入ったりを繰り返す。長門市からはいっそう 能登半島の風景に似てきた気がする。東萩駅に着いて、20分ほど停車。1往復だけあった特急列車「おき」が 廃止になって数年が経ち、駅舎は広さだけが目立つ。日は傾きかけている。




萩市の玄関駅 長州藩藩士たちの出身地


  ふと気付いた。下関から乗っている客は、ここまでほとんど変わっていない。皆、青春18きっぷ旅行者らしい。





ここも能登半島っぽい 漁村も通る 海に沈む日


  相変わらずぼーっとして過ごす。これがローカル線の醍醐味。

     次の乗換駅、益田に着くころにはすっかり日が暮れた。ここで浜田行きに乗り換え。益田からも風景が いいそうだが、暗くてよく分からなかった。風景を味わうのはまた今度にしよう。

  浜田で最後の乗換え。米子行きのマリンライナー。車両はキハ126で新しいのはいいが、クーラーが 強すぎて寒かった。夜なのだからそんなに強くなくてもいいはず。

  22時前、出雲市着。高校時代にもここに降り立っていることを思い出した。晩飯を食べていなかったので ものすごく腹が減っていた。駅前のラーメン屋で食べて、ホテルに向かった。





日は既に落ちた 出雲市駅はまだ新しく見える 今日の終点



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