檻の中の少女 〜 カゴメカゴメ



原曲 : 「東方永夜抄」より複数曲
作曲 : ZUN ( 上海アリス幻樂団 )
アレンジ : 双月 朋夜 ( Presence∝fTVA )
  

楽譜音源


「さくらさくら」に並ぶ、日本古来の名曲「かごめかごめ」―――。 昨今においても、子供たちの遊戯の一つとして親しまれているも、 その詩(うた)の解釈については様々で実に面白い。 ここでは解釈の話はしないが、さて―――。

この曲を聴いてもらうにあたって、是非お願いしたのは、この曲の物語についてである。 一体どういうお話なのか?をリスナーの皆さん自身で想像して楽しんでもらいたいのだ。

一例を挙げよう。ある公園で一人の少女(以下「私」)とその友達がかごめかごめで遊んでいた。 オニになった私は輪の真ん中に座って目を閉じ、後ろの正面が誰かを当てようとしていたが、 皆のかごめかごめを歌う声が何故か反響を伴いながら、徐々に遠ざかっていくようではないか。
・・・そして突如鳴り響いた雷鳴のような重低音。 私は目を開けて見渡すと、夜風がざわざわ、とわめき合い、 月は自分の頭上からその優しい光を木々の間から照らしていた。
そして目の前に佇んでいたのは、ウサギの耳に淡いピンクのお姫様のような服を着た、 自分と同い年の少女がいた。
私は尋ねた、―――あなたは、誰・・?、と。
少女は私の質問に答える代わりに、唄ったのだ。「カゴメカゴメ」を。
そして私に背を向け、唄いながら去っていく彼女を私はただ追いかけるしかなかった。

【「檻の中の少女〜カゴメカゴメ」序章まで】

(文才なくてホントすみません。。orz)


直前のページへ戻る

Presence∝fTVA Top