LATEX 基本コマンド




\documentstyle [オプション指定] {記事のスタイル}

LATEXのソースの冒頭に必ず記述する。LATEXのソースファイルであることを示す。 記事の種類、文字のサイズを指定することができる。

"オプション指定"で、文字の大きさを10pt,11pt,12ptから選択できる。指定がない場合、10ptになる。たいがい12ptでよい。その他の指定として

・twocolumn1ページを左右に分割
・titlepage タイトルを独立したページで出力(articleのみ有効)
・leqno 数式の番号を左端に出力(指定が無ければ右端)
・fleqn \[ \]で表示する数式を左に寄せて出力(指定が無ければ中央)

がある。複数記述する場合はカンマで区切る。(例・12pt,titlepage,fleqn)

"記事のスタイル"には、記事により

book本のような長い記事
article学術論文などそれほど長くないもの
reportレポート類
letter手紙

のうち、いずれかを選択し記述する。

【例】 \documentstyle [12pt] {article}
基本的な文字の大きさを12ptとして、それほど長くない記事



\begin{document} 記事の内容 \end{document}

記事の内容は必ず \begin{document} と \end{document} の間に記述する。 それ以外の部分に書いたことは出力されない。



% コメント

% より後に書いた文字は全く出力されない。つまりコメント。 1行に限り有効。新しい行にまたがる場合はその都度 % を入れること。



\title{ タイトル }
\author{ 著者 }
\date{ 日付 }
\maketitle

手っ取り早くタイトルページを作るコマンド。 \title{ タイトル }、\author{ 著者 }、\date{ 日付 } を \documentstyle と \begin{document} の間に記述し、 \begin{document} の直後に\maketitleと記述すると 簡単なタイトルが出力される。



\begin{titlepage} タイトルページのデザイン \end{titlepage}

ひとつ上の \maletitle のようにデザインを自動的に決定するのではなく 自分で作りたいときに使用するコマンド。\begin{document} と \end{document} の間に 記述する。なお、このコマンドによるタイトルは自動的に書類の表紙となり、 このページに番号は振られず、\end{titlepage}の直後のコマンド、文字はすべて次のページに出力される。



\clearpage

このコマンドが置かれると、次のページへ飛ぶ。





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