TOMIX製鉄道模型のコントローラー N-1000-CLの修理



筆者が1998年ごろに手に入れたTOMIXのN-1000-CL。出力は1.2AとTOMIXのコントローラーの中で最大で、ライト類の常点灯に対応し、(常点灯対応だと模型のスピードが落ちてもライトの明るさは変わらない)コネクター類も使いやすい。そのためずっと使ってきた。

しかし、ある日、突然ポイントが切り替わらなくなる。修理に出すのは金も時間もかかり面倒。自分で直すことにした。

偶然にも、N-1000-CLはポイント動作にはコンデンサに蓄えた電荷を使用しているということを聞いていたので、コンデンサを疑ってみた。




これが故障したN-1000-CL、下は愛用のテスター。





コントローラーを裏返して4隅のゴム足の下にあるネジを外す。





カバーをあけたところ。これから壊れたコンデンサーを探す。ポイント駆動用だから大きな電解コンデンサーのはずだ!





すぐに見つかった!上の写真の中央より左のほうにある電解コンデンサーが液漏れを起こしていた!その拡大写真。本来銀色をしている頭に、黄色いものがこびりついている。





すぐに容量、耐圧を確認。大きいコンデンサーなので大容量かと思ったら違った。容量47uF、耐圧160Vと、耐圧がとても高いタイプだった。マルツ電波に直行し、同じ容量、耐圧の新しいコンデンサを買ってくる。写真は買ってきたもの。高品質で有名なルビコン製である。


そして交換し、ふたを閉める。おそるおそるスイッチを入れ、ポイントの切り替えレバーを動かす・・・  やった!修理成功!



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